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Posted @ May 25, 2004 19:04 JST(+09:00) [ 美味シンボ ]

「紅茶の国イギリス」に物申す!@スコットランド

なんて切り出すと随分大袈裟すぎますね(笑)。
ワタシもイギリスは紅茶、紅茶と言えばイギリスとずうううううううっと信じ込んでいました。
これも元相方と知り合って以降の新たなる衝撃(だから大袈裟だって…)でした。
だって所謂「イギリス人」である相方の日常は日に数杯のコーヒー。 朝起きて何をするよりもまずコーヒーメーカーに走り、仕事も終わってゆっくりTVタイム…の時も大抵コーヒー。 たまに趣向を変えて別のものを…という時にも紅茶はほとんど候補に上がらない。

あまりに疑問に思ってある時正面切って質問してみた。
「あんたイギリス人(British)のくせに何故コーヒーでなく紅茶飲まないの?」
「だって俺は Scottish (スコットランド人)だもん、紅茶は English (イングランド人)の飲み物。 UK の全ての国が紅茶文化な訳じゃないよ。」

連合王国たる「イギリス」とその構成国なイングランド、スコットランド(とウェールズと北アイルランドもありますが)問題。 これについては後日改めて書こうとは思ってますが、その辺の、外からは理解不能な域に至ってる国の成り立ちが各構成国への認識や誤解も招いている気がしたりしなかったりもしますが、そういう訳で所謂連合国としての「イギリス」なり「英国」イコール紅茶文化と言うのは正しいとは言えないのでわ? などと思い至ってみたり。 イングランドは紅茶の国、これなら正解になる…のかな? そこまで考えて行き当たるのは確かに紅茶の缶なんか見ても「English Tea」とは書いてあっても「British Tea」はあまり記憶はないですもんね。 でもそれらを日本語の表記に置き換えちゃったりすると、イギリスやらイングリッシュやら英国やらが何を指すのかも曖昧な感じもするから益々誤解を深める一方(笑)。

ちなみに元相方曰く(なので正確さは不明:笑)、イングランドはそんなに遠くない昔、インド辺りまでを植民地化した頃に紅茶文化を築き出したけど、そうなる前はイングランドでもコーヒー飲んでた筈で、スコットランドはそもそもオランダあたりの文化に影響を受けて来た文化なのでコーヒー文化が主流のまま今に至ってるんだとか。

Camp Chicory & Coffee Essenceこのボトルはそんなコーヒー文化な国、スコットランドで作られてるスコティッシュコーヒーの原液( 1880 年代のポスターだかラベルだかも発見、こちら)。 こいつを水やお湯やミルクに薄めたり垂らしたりして飲む。 甘味も始めから入ってしまってるのはちょっとイタダケないけど、そこまでベタベタした甘さではなかったかな? 所謂豆のコーヒーでもモカみたいな酸味中心の味は好まず、ブラジルみたいな渋みと苦味中心が好きなワタシには結構ハマる味です。 ボトルの裏ラベルにはその他、コーヒーケーキやコーヒーシェイクなんかも作れまっせ、と写真で紹介してたりする。 実際、結構な数でこのコーヒーエッセンス利用のレシピはウェブ上でもある模様でした。

なぁんて「スコットランドはコーヒー」と大威張りの元相方なのですが、本人自身は完全にスコティッシュプライド 100% で勿論お父さんもスコティッシュですが、実はお母さんは北部イングランド人(笑)。 お陰で相方の両親宅にお邪魔する時には食後の飲み物には大抵ワガママ言わせて貰って、お母さんの手による所謂イングリッシュティーを満喫させてもらいます。

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Comments
At May 28, 2004 09:53 AM, emiko said...

うん、うんとうなづいてしまいました。。。スコットランド人に限らず、イングリッシュもコーヒー党の人は多いんじゃないでしょうか?
私は静岡県民ですが緑茶よりコーヒーが好きとか、静岡県民なのにミカンが食べられないとか。。。そういう人もいますし(笑)
「ロンドンに行ってきた~」と言うと、「やっぱりみんなアフタヌーンティーとか楽しんじゃうの?」って言われる事が多々あり、そんなわけないっつーのと日本の皆さんにお伝えしたと同じように、初めて来日したスコティッシュのお友達は日本人はいつもお抹茶を飲んでいると思ったらしく、、、そんなことしたら夜眠れないよね?(笑)

At May 30, 2004 12:02 AM, browneyes said...

うはは。
まぁ、お互い様なんですよね、テンケー的とされるその国の文化への大いなる誤解。
イングランド人はスコットランド人に嫁いでしまったある意味変り種な(笑)ヤツのお母さん+超ロンドンっ子で日本に住んでるかなり不思議系なヤツしか知らないので、実際のイングランド人はどんななんでしょうね?結構イングランド側に多数いらっしゃる日本人の方々はやっぱりお土産として紅茶は外してないようですけど、実際の一般イングランド人事情も興味あるトコロです。
あ~でも抹茶と言えば、大分以前に日本でも微妙に市民権は得てないであろう「抹茶シェイクパウダー(牛乳に溶かして飲む)」を無理やり飲ませたコトがあったな。 嫌がってた(笑)。

At May 31, 2004 01:08 AM, emiko said...

抹茶シェイクパウダー・・・っすか?初耳でございます。。。うちの母は頭が痛いときにお抹茶を立てて飲んでいます。同じように、スコットランド人のおばさんは「濃いコーヒーが頭痛にはいいのよ」と勧められた思い出があります・・・
わたしのロンドン滞在は日本人宅に居候みたいな形でしたので、本当のイングランド人をよく知りません(笑)唯一、スコットランド人と結婚したエジンバラ在住のおじさん位かな?
ちなみにスコットランドでも紅茶って箱にいきなりティーパックがどっさり入った物を飲んでいませんか?日本のリプトンとか日東みたいなきれいなのは高いから、といって見た目には結構下品な梱包の紅茶をスコティッシュの友人は飲んでいた気がします。

At May 31, 2004 01:37 AM, browneyes said...

また emiko サンち、コメント弾かれてしまいましたぁぁ( ´Д⊂ヽ
時間帯が悪いのかな?
近所のスーパーに夏場、売ってたんです<抹茶シェイク(笑)
相方母は普段家族に付き合ってコーヒー中心なせいか、たまの「おこぉちゃ」の時はティーバッグではなく鉄製(?)のティーポットにでっかい缶に入れてある葉っぱです。
スコットランドの紅茶ネタはもう一つ思い出したのでそのうち改めて書こうかな? なんて思ってます…が、改めてもちっとちゃんと自分でリサーチもしてからにしたいから当分先かな?(笑)
エジンバラにお知り合いが住んでるんですか? いいなぁ…。 都会に弱い相方、結婚バナシと同時に持ち上がった職場変えで、エジンバラも候補に上がったのに相談もなしにそっちは蹴ってボーダーズを選んだのだと「今だから言える」告白をされました。 自然をおなか一杯、ありがとう! ぷんすか。

At June 17, 2004 09:48 PM, ain_ed said...

はじめまして。僕はイタリアに居ながら、コーヒーが
苦手だったり。そしてそして、もちろんイタリア人の
中にもコーヒーが嫌いな人が居たりして受けます。
僕は紅茶が好きで、イングランドで紅茶とか飲んでみたい!
って思っていた時期がありました。結局インドで飲んで、
みたりして。紅茶の文化って面白いですよね。ユーラシアを
挟んで島国同士で繋がっていたり。茶、チャイ、テ、ティーみたいな。

At June 24, 2004 06:12 PM, browneyes said...

ed サンはじめまして。
お返事遅くなっちゃってスミマセン!
うわぁ~イタリアにいるのにコーヒー嫌いなんですか、もったいない!
ワタシ、イタリア人に生まれたとしたら、見てくれよりも何よりも、食に一生を捧げてやるのに!が口癖だったりします。 まぁ、日本にいてもガリガリなんて女としての魅力に欠けるとか言い訳しておりますが(笑)。
そういえばコーヒーも古い割にコーヒー文化はあんまり興味も持ったことないけど紅茶文化って色んな意味で面白いですよね。
実は結構イングリッシュティーとしての紅茶よりも南アジアの友達に仕込まれたチャイとしての紅茶の方が未だに身近なワタシかも(笑)。
紅茶を巡る旅とかも面白そうだな…

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