Scotland:キルトの下は…?
世界広しと言えども膝丈のスカート状のものを男性が身にまとう民族衣装っていうのもなかなか珍しいですよね。 アジアやアフリカ、中東なんかでは腰巻っぽいくるぶし丈のものとかはありそうですが。
当たり前ですが、大抵のスコットランド男性は勿論、現代日本の男性同様、普段はフツーのズボン(イギリス英語ではパンツではなくトラウザー)を履いてますが、観光地のツーリスト用のキルト+バグパイプのおじさん以外でも今でもたまーに普段からキルト着用!っていう人はいるみたいです…っていうか初めてイングランドからスコットランドに訪れた矢先のマクドナルドでキルトに革ジャンひっかけてる髭も脛毛もぼーぼーのおっさんに出くわしました。 相方に「わお、いきなり生キルトな人見れてラッキーじゃん」って言われて「…あれは…観光客向け…な訳ないよね」と聞いたら「この辺には観光客用のバグパイパーなんていないし、ソレ用にしちゃ中途半端ないでたちだし…時間的に言って仕事帰りの地元のおっさんでしょ」というコトでした。
ちなみに普段からキルト着てるスコティッシュは、日本人がたまに浴衣着たりする感覚というよりは、大抵愛国心強めの国粋主義者っぽい人っていう傾向が強いみたいです。 とは言ってもあちらの場合アジア人とかの様なまるで見た目の違う人種に差別の目を向けるというよりも、歴史的経緯から、UK として統合しつつも、「俺たちゃケルト民族でスコットランド人、スコットランド最強。 イングランドと一緒にしないでくれ」というコトらしいです。 ワタシなんかから見ればどっちも白人でヨーロッパでグレートブリテンでしょ?なんて思えるのですがね…。
ところでお下品な話ですがあのスカート…あ、いやいや、スカート状のキルトを身に着ける時って、基本的に下着は付けないらしいです。 それを知った時は結構衝撃的でした。 あの丘の上の王子様も…? ぅぇぇ 信じられませんか? ワタシ自身も上述のマックで出会ったおっさんのキルトをめくってみた訳でもないし、相方も国粋主義者ではないから普段はキルトなんて着てませんので定かではありませんがどうやら本当みたいです。 何でよ? って前に問い詰めてみた事もあったけど「それがキルトの伝統なんだい」の一言で片付けられてしまって理由はわかりません。
下ネタの挙句にいきなりコート広げる変質者みたいな写真でごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
これは付き合うことになる前、あまりにスコットランドに関する知識も関心もなかったワタシに、相方がはじめてくれた本の表紙なのです。 っていうか、知識がないって判りきっているにも関わらずこれをくれたっていうコトは自分の国が更なる誤解を受けても構わない、というコトだったんでしょうか? それは今もって謎ですが、多少なりとも知識の付いてきた今になって読むとかなり笑えます。 そう言えば本に URL 載ってたなぁ、なんて思って見てみたら、なんだ、本の内容まるごとサイトになってるじゃんか。 別に自分で買った訳じゃないので腹が立つどころか、その太っ腹ぶりに感動です。
しつこく念を押しておきますが、スコットランドの基礎知識なしに↑のサイトの情報を真に受けると、スコットランドに関して大いに誤解する事請け合いですよ。 全然止めませんが(笑)。ちなみにそんなキルトなので、これまたあちこちでいいネタになってるようです。
ここのページの下の方、微妙に小さい画像がありまして、あまりにお下品なまま終わらせるのもスコティッシュ達に申し訳ないのでいくつかマトモかつ大雑把にキルト周りが何となくわかる関連サイトなどIf you REALLY, REALLY want to see what's under the kilt, click on the thumbnail picture to the right. But before you click, are you REALLY, REALLY sure you want to see?と気を持たせてより一層見たさ誘ってます。 まぁサムネイルを見るだけでも薄々何か見えますけど ホントにホントに 見たかったら ホントにホントに 見えてます、真実が(笑)。
ホントにホントにキルトの下が見たかったら右側のサムネイルボタンをクリックしてね。 でもクリックする前に、ホントにホントに見たいのぉ?バグパイプかマーチングバンドの一服のひと時って感じで恐らく所属メンバーさんなんでしょうね。 でも結構あちこちでこの画像出回ってるみたいですが、この本人、今でもパリッとキルト着たりしてるんでしょうか…。
キルトとキルトの付属物が何となくわかりそうなサイトScottish Kilts - kilts, sporrans and clan crest tartan highlandwear from Scotland
Highland Dress
どちらもキルトやハイランドドレスのオンラインストアですが、付属品別・パッケージ別になってるので判りやすいと思います。 Scottish Kilts の方は何故か日本円表示も可能らしいですが…そんなに日本でキルトを買う人いるのだろうか…?Utilikilts
どちらかと言うとキルトの今時版を扱っているらしいオンラインストア。 タータンチェックでないものや、色んなバリエーションがあります。 住所から見てアメリカですね。 生粋のスコティッシュは保守的な人が多いので自分の家のタータンを持ってない人でも着るなら大抵タータンだと思うので、スコットランドからアメリカの地に移住をした先祖の感傷に浸ってみたがりなアメリカ人が買うのかなぁ…。