「イラク支援活動」の名の元、重きを置くべきは何か
先日投稿しようと思って書いたのに、何故か投稿撥ねられてしまって一瞬お蔵入り。 でも時事ネタブログでないトコロでも最近多いイラク関連の話題。 収束しはじめた(のかな?)けどあんまりワタシの気になるポイント書いてる人がいない気がしてやっぱり書いておこうと思った。 …また投稿撥ねられなかったら、だけどw
助かった3人+2人+それを取り巻く人たちに関しては無事でよかったねなのは大前提としてさておき、それでもワタシはやっぱり辛口意見だ。
試しに NGO, NPO について大して知識もないままこんな事書いてもなぁ、と思って、日ごろニュースに出て来ては、物凄い危機意識と共にそれに対しての対策と覚悟を持って行動してそうで「ほぉ」と思っていた大西とかいう人が代表を務める NGO 団体 Peace Wins Japan のサイトを覗いてみた。
Q31 : NGOのスタッフが現場で働く際に危険はないのですか?敢えて書いておくと、ワタシ自身は自衛隊派遣に関しては反対派です、今でも。 且つ、911 以降、ブッシュは勿論、大半の国民含めアメリカってどこかおかしいぞ? という思いを強くしている。 イスラム圏に友達もいるから友達の庭がジャイアンに荒されてる気分になる事もある(いや、アメリカにも友達いるかw)。
A : PWJの支援地域には紛争や災害に見舞われた地域が多く、まったく危険がないとは言えません。衛生状態が良好でなかったり、地雷の撤去が完全でなかったり、また、交通・通信の手段が限られていたり、日本の一般的な感覚から言えば、とても安全といはいえない状況の地域がほとんどです。しかし、そういった危険な地域にも、不自由な生活を強いられている人びとが大勢住んでいるのです。こうした人びとに支援を届けるために、危険地域でもNGOの活動は行われています。
PWJでは、スタッフの安全確保はもちろんのこと、支援活動の継続のためにも危機管理に万全の注意を払っています。常時、スタッフの訓練、現地情報の収集、通信連絡手段の確保などに努めています。Q33 : 現場で働くスタッフにもっとも求められる適性は何ですか?
A : 上記の英語でのコミュニケーション能力のほか、支援地域の人びとの文化や社会状況を理解・分析する能力、異なる食文化や社会環境でも生活できる適応性などが必要です。さらに、支援地域で紛争、災害、事故などが起こった場合でも、適切に判断できる能力と、沈着に行動できる冷静さも必要です。何よりも、簡単にあきらめない情熱と何事にも動じない"胆力"つまり、ガッツが大切です。
でも、一方 NGO に目を向けると、NGO も NGO で「?」と思わずにいられないスタンスで活動している団体がいるのも気のせいではない気がする。 上に挙げた PWJ がどの程度の団体なのかもわかっているわけではないが、上記 Q31の回答にある様に、もし(自己満足でなく相手本位に考えた上で)活動を続けたい、支援したい、と思っているのであれば、支援活動の継続のためにも危機管理に万全の注意を払うべきはその活動をしている個人・団体なんだと思う。 そうでなければ自分の所属組織だけでなく、全 NGO の活動の妨げになるのだから。 彼らにとって最も大事なのは一体何なんだろう? もっと意地悪に穿った見方をすれば、政府に反抗する為の1手段として活動をしている団体が実は多々ある気がしてならない。 邪推のし過ぎですかね? 本当にそうならいいんですが、仮にそういう気持ちで支援活動に携わっている団体があるとするならば、他の真正面から支援活動に携わっている組織の足を引っ張るだけだから止めてもらいたい。 イラクや他の被支援国の為に。
実際、数箇所 NGO のサイトも眺めて回ってみたけど、上の様な記述がある(まっとうそうな)組織のサイトは今回の件に関して触れてもいなかったりする。 あと、一報が入ってから解放されるまでの報道を見ていても、被害者家族を支援している感じの人権団体(ここのサイトも見てみたが、明らかに主題は戦争反対・自衛隊派遣反対のゴリ押し風な印象を受けた。 けど敢えて団体名は伏せておく)程度で、海外支援活動主体の NGO の姿も声も全く出てきていない様に思えた。 被害者バッシングの是非云々以前に、本当だったら同志とも言える筈のそれらの団体の沈黙、被害者たち(中でも主に二人)に対して庇うような動きの無さが答えを物語っている気がする。
支援活動は支援活動(まっとうに)。 自衛隊派遣の反対運動はそれはそれ(まっとうに)。 本気で反対したいのであればある程、味噌糞にして語ってはいけないんだと思う。