ワクチン接種＠リベンジ編
前回の不合格通知より凹むこと一ヶ月、というか中途半端に身動きの取れない忙しさも合間っての予想外のブランクが出来てしまったが、遂にリベンジに立ち上がったワタシとネコ。
取り敢えず前日に例の獣医な友人に携帯メールを打つ。
Mon, 10 May 2004 15:27:36 from ワタシ
明日リベンジに伺います。
ワクチンを違う種類にとか、その他、動物病院側で対策めいたものとかもあるのかな？
それともやっぱりネコの体質任せかな？
遠距離通院のストレスが抗体減らす要因…なんて可能性あるのかな？
Mon, 10 May 2004 15:38:42 from 友人
あぁ、トシ絡みで、やはり免疫の問題かなぁ。
２回目だとブースター効果あるので、再度うつしかないかな。
明日は私出勤してるけど、遠くてハマグリ君も大変だから狂犬病だけなら近場で打ってもらってもいいかもよ。
それにしても大変だ。
腹巻きに猫隠して飛行機のっちゃえって感じだよね。
ブースター効果？ なんじゃらほい？ ググってみる。 あ、余談ですが「ハマグリ君」とは彼女が名付けたウチのネコのニックネームです（笑）。 決して本名じゃあありません。 去勢をしないオスネコって、去勢したオスネコと比べてアゴが張ったハマグリ顔になるそうで、「まー、立派なハマグリ顔！」と初対面で褒められた（のか？）のでした。 それ以来ハマグリ君なウチのネコ。
人間の体には、自分とは違う物が体に入ると、それを一生涯記憶する力があります。そして、記憶すると共に、この物体を排除する反応が起こります。これが免疫反応です。また、この物質が2回目に体に入ると、最初に比べより早く、より強く反応が起こります。これが、ブースター効果と言われます。
なるほど。 今回は二度目だし、抗体も強くなる…筈、というコトね。
…と言う訳でいざ動物病院へ！
実はハマグリ君ことウチのネコ、唯一最大の欠点（？）がお出かけ嫌い。 どんなペットでも動物病院行くのは勿論嫌いなんでしょうが、並外れてのありとあらゆるお出かけ嫌い。 そんな経緯もあるからわざわざ普段からお出かけさせる事もなく、よって、お出かけ＝動物病院になってしまう為、ますますお出かけ嫌いに磨きがかかる悪循環。 嫌がって不平不満の泣き声を漏らし続けるだけならいざ知らず、元気がよければ雄叫び続け、少しでも元気がないと、お出かけストレスで呼吸が荒くなり健康に支障を来たしてしまうのです。
でもってもうすぐ１８歳の立派な寄る年波なので、慢性元気のない状態とも言えるので、動物病院連れが即、肉体に過度な負担をかける事に直結してたりするんです。 実は前回も血液採取の通院の際も途中で限界が来て、キャリアの中で吐いたんです。 今回は道中、あと少し、という所までは多少慣れたせいか（と言っても平気にはなれないみたいなので）イヤイヤストレスを本人も頑張って我慢してくれてたみたいなのですが、一ヶ所きつめのカーブを右折した際にキャリアが傾いたのが引き金になってしまい、一気にパニック→嘔吐させてしまい、正直凹みました。 「こんな思いさせてまで…」と。
まぁ湿っぽい話はいいとして、凹みモードで到着し、気弱な気分のまま獣医の友人と顔を合わせると、ハマグリの状態もきちんと把握した上でも、「おっしゃ、一緒に頑張ろうぜ！」と冷静且つやる気満々で色々アドバイスくれました。 まじでありがとう。
この時初めて聞いたのですが、彼女が獣医大で勉強している時、実は免疫学を研究していたらしく、先のメールのやり取りの様に、歳とともに抗体を作り出す力も弱まっているのだろう、と言いつつも、ブースター効果と、それが最もよく出るタイミングなんかを計算し、逆算して対策練りつつ次回の採血に望もうって話をし、ワクチン再接種完了。 彼女のアドバイスを信じて次回の採血に望みますっ！
それでなくても最近、日々衰えも目立ち、「その日」までヤツがこの世にいるかどうかすら判らないってのが正直な所なので、正直、パスしても実際に連れて行くかどうかの結論は嫁入り日程ギリギリまで保留にして、ソレまでの間ハマグリの状態見つつとことん考えていくつもりなんですが、次回パス出来なかったら猫連れは諦めるかもしれません。 （そうなったらこの PETS カテゴリの存在意義は中途になってしまいますが、今でさえかなり無理させているのでそれ以上はワタシもハマグリも耐えられないでしょう）
