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Posted @ September 11, 2004 16:22 JST(+09:00) [ デキゴト ]

中央分離帯に激突

いたたたたたた。 いたたたたたた。 ( ´Д⊂ヽ
一昨日帰国して、さーて、旅行記でも書くかね、なんて思う間もなく事故ってしまいました。

夜中に1人、友人の仮住まいを車で目指したんですよ。 仮住まいな訳で、本人も土地勘なし、オンラインの地図をプリントアウトして。 で、「あー、ぼちぼちこの辺どっか曲がるんだよなぁ」なんて思い、のろのろ運転しつつ助手席に置いておいた地図を取ろうと手を伸ばして、目をやったその一瞬ですよ。

次に前を向いた時には目の前に迫る中央分離帯。 ブレーキ踏む間もなく衝突、鼻からフロントガラスに突っ込み、そして車が横転。 状況は把握していながらも何が何やらで、「あ、ワタシ、車の中で直立してる」とか訳の判んない事考えたり。

で、フロントガラス越しに車の下を覗くとなんかが車から漏れてる。 げ。 ガソリン? おいおい、出なきゃ。 出口どこよ? その前にエンジン、あ、かかりっぱなし。 エンジン切って、出口、出口!

そうか、横転してるんだからドアは頭の上か。 それにしても二車線だったし、車の量も少ないから他の車まで巻き込まなくてよかった…けど、隣の車線、車ぶんぶん通り過ぎてるけど誰も止まってくれないもんなんだなぁ…。 ガソリン流れてて、火出ても誰も止まってくれないのかなぁ…。

ドア、ドア。 横に開閉する時はナンも思わないのに、上に開くとなると重くて開かない。 ドアを押しては重みで戻ってくる度に若干焦りが出てくる。 何とか30cm位、シートをよじ登りつつ、体でドア支えつつ顔だけ出るも、そこから先に抜け出せない。 抜け出せても隣の車線、こんなにびゅんびゅん車が通ってちゃ飛び降りる事も躊躇われる。

…と、若い3人連れの車が斜め前に止まって、人が降りてきた。 「お前! 早く電話電話!」「××クン、早く出してあげなよ、ガソリン出てる!」 やっと出れた。 あ、靴、ない。 サボ履いてたからキレイに脱げたのね、両方。 裸足のまま歩道へ避難。

反対車線からも人が寄ってきた。 消火器持参だ。 後から聞いたら火は出てなかったみたいだけど、みんな火が出るものと思っておっかなびっくり近寄っては消火器散布。

自分は何すりゃいいのかも判らずに、とにかく家に電話しなきゃ! それと会う筈だった友人にも。 友人と話していると、向こうからこっちからサイレン、うわ、消防車! 「あーどうしよ、何か凄い事しちゃったんだねぇ、あ、救急隊員が近づいて来た。 後で改めて連絡するよ」

で、救急車に連れて行かれる。 どこが痛いかあれこれ聞かれる。 時間がたつにつれて、右腕が痛くなってくる。 っていうか、うわ、偉い勢いで腫れてるし。 それに実際にぶつけた記憶のある鼻がかなり痛くなってきた。 それに口の中、複数箇所がえぐれてるのが判る。 大量ではないけどずっと血の味がする。

そんなにひどくはないものの、それでもしっかりあちこちやられてる自分に徐々に気づく。 両膝もかすかに痛む。 それより鼻、痛ぇぇぇ。 氷嚢をもらい、鼻に当てる。 あんまりうまく当らないけどないよりはいいか。

救急隊員に警察官その1、その2と、同じ基本的な質問を繰り返される。 名前、住所、職業などなど。 改めて自分の職業の説明のし辛さを思う。 「会社員です」とかならラクなのにな。

やっと搬送先が決まり、救急車が走り出す。 付き添いとしてでもなく、自分が中に乗る立場になるなんて…。 傍で聞いてると結構うるさいサイレン、何で中だとそんなにうるさく聞こえないんだろう。

病院に着いてまずはレントゲン。 鼻をメインに四肢も撮る。 で、処置室へ。 まずは口の中の傷を縫う。 注射針はキライではあっても痛がる方ではないのに、この麻酔は医者が言うとおりちくちくと痛い。 しかも何箇所も。 合計5箇所くらい縫ったのかな。 外の方の傷を縫い合わせた糸が口からはみ出て凄い違和感。

で、レントゲンを見る。 「あー、ここね、やっぱり折れてるよね」 …え? 鼻、折れてるの? そりゃ痛いよ。 「でも腫れが引かないと手術要かどうかが判断できないから、これは後日ね。 その代わり手術要の場合は2泊くらい入院してもらうコトになるからね。 じゃあ後は腕と足の打撲、これは別の先生が診るから。」

打撲担当の整形外科の先生はさらっとレントゲン眺めて、「当分痛いけど骨に異常はないから大丈夫。 薬は鼻の方で痛み止め処方されてるからそっちの痛み止めで大丈夫だよ。」

取り敢えず病院の処置が終わったら連絡の後来るように言われていた警察署へ。 病院までは裸足、病院から警察署までは病院のレントゲン室で借りたスリッパ。 ここで自分の靴とやっと再会。

完全に単独の、モノだけ壊れただけの事故だから自損事故として、業務上過失なんたらで罪には問われずに済むらしい。 …と言われてもそれがいいのか悪いのかもよく判らない。 あああ、せっかくのゴールド免許が…。

帰る。

鼻は言わずもがなな状態だが、両膝がどんどん痛んでくる。 こんな馬鹿馬鹿しい事故で家族や知人に迎えに来てもらうのも申し訳ないし、若干自虐的な反省も込めて電車・バスで一時間半かけて帰途に着く。 最後にバスを降りる頃には両膝の痛みもひどく、力が入らず危うくバスの昇降口から転げ落ちるかと思った。

帰り道になって今更、「あの時もちっとスピード出てたら」とか「あの時中央分離帯への当たり方が違ってたら」とか、ちょっとした幸運の積み重ねでこの程度で済んでるんだよな、と改めて思ってぞっとした。

車を止めて通報してくれた若い3人組さん、怪我そのものよりも精神的に安心感を与えてくれた救急隊の人、他にも協力してくださった皆さん、見ず知らずの色んな人の善意に支えられるコトの有難さを痛感。

さて、ちょっと寝よう。 何だかんだ言ってもこれからの事後処理があるもんな。

ニューヨーク旅行記は後日ちまちまと。 写真はフォトログにだだっと掲載済みですが、こっちにもアップしていく予定。

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Comments
At September 12, 2004 12:33 AM, emiko said...

うっ・・・
だいじょうぶですか・・・?(じゃないよね・・・)
でも、そうやってコンピューターに向かっているのだから、安心です。
私もちょっと前にガードレールに突っ込んだのだけど、横転して大怪我したbrowneyesさんのその事故はでっかかったんだなと、かなり恐怖を感じましたわ・・・

血が出たり、縫ったのは大変でしたが、、、生きていてよかった。。。よかった、よかった!!!

At September 12, 2004 12:49 AM, browneyes said...

いやー、ホント、生きててよかったよ。
流血は口の中だけで怪我としてはかなり軽傷で済んだだけだしね。 大怪我っていうか大打撲って感じ(笑)。
えみこさんはガードレールっすか。 ガードレールはいくらだった? 国から来る中央分離帯の修理費の請求書が怖い…。

At September 12, 2004 01:58 PM, emiko said...

わたし、ガードレールに突き刺さったんだけど 破損は自分の車のみだったので大丈夫。
けど、やっぱり弁償しなくちゃならないんだ・・・?
いずれにしても、生きていて良かった、、、それに尽きるね。

でもね、もし生きていなかったら・・・誰がそれをこのHPを読んでいる人に教えるんだろう?・・・とか、思わない?

At September 12, 2004 09:56 PM, DAYNTA said...

あほ!何やってんじゃ・・・ぼけぇ・・・
聞いてビックリしたよ・・・もう・・・
これ読んで今度は怖くなった・・・
この若さで友達の葬式には行きたくないからね・・・

ちゅーかちゅーか・・・
いろんなものに・・・謝謝・・・

はじめてのかきこなのに・・・

At September 13, 2004 07:22 PM, browneyes said...

>えみこしゃん
生きてなかったら誰が…
こうさぎは役に立たないし(笑)
てか、えみこさんもガードレールに突き刺さったって…ワタシに劣らず派手な経験してるなぁ。
ワタシの破壊したブツは30万くらいするらしい。
当時はパニクって車の様子もよく判らずに現場を離れてしまったけど、車も修理不能な位破壊されてるらしく、廃車にする事になりました。 とほほ。
まぁね、それでもモノは壊れてもなくなっても代わりがあるけど自分は代わりがいないしね。

>だやんちん
せっかくの初カキコがこんなコトだなんて…( ̄ー ̄;)スマンコッテス。
なんだかねー、どっちかってーと結構投げやり人生でいつ死んでもべっつにー、って思ってる方だったけど、「いや、今じゃないよな、その時は」って思ったよ。
うちの頼んでる保険屋さんトコでは、同じ夜、他にも3件のでっかい事故があったんだって。
他の事故の話聞いてても今回のワタシの事故はやっぱり、よくよく運がよかったんだと思ったよ。
まさしく色んなものに謝謝。
でもって、その色んなものの為にも、もちっと自分を自分で大事にしなくちゃな、と思ったりしとります。

At September 18, 2004 11:33 AM, emiko said...

本当です、、、大切にしてください。
でもって、こうさぎは役に立たないね、いざってぇときは。

その後、体調はいかがですか!ちったぁよくなりました?いま、元同僚の旦那さんが大変な事になって生死をさまよっています・・・。(事故じゃないんだけどね)

あぁ、、、ほんとに健康で平穏な毎日がいかに大切で有難いか!  真面目な話をしている私もどうかと思うが・・・?
元気になったか知らん?それだけ教えてね!

At September 19, 2004 02:50 AM, browneyes said...

ワタシはまるで元気だよぅ。
見ず知らずのえみこさんにまで心配かけてしまい、まじでスマンこってす。
m(_ _”m) ペコリ

えみこさんの知人の脳血栓、そちらで読ませてもらいました。
ワタシの場合は自業自得の極みみたいなモノだけど、お知り合いさん、早く回復するとよいですね。

ホント、健康で平凡が一番幸せなんだよね。 なんにもなさすぎると有難みがなくなっちゃうんだけどね。
元気で平凡で行こうっ!おー!

At September 23, 2004 02:50 AM, dzlfox said...

ご無沙汰しております。
事故のポストを読んでびっくりしました。
こういう時はじっくり直さないと後々響くと言いますから、ご自愛ください。
とりあえずはお見舞いまで。

At September 29, 2004 01:27 AM, browneyes said...

お久しぶりです!
あああ。 dzlfox さんにまでご心配して頂くとは…。
お陰さまで今はもう、完治とは言わないまでも限りなく完治に近い状態です(ホントに運がよかったんだと思います)。
でも確かにそうですね、時間が経ってからぶつけた頭が…とか家族は心配しているようです。 頭のオカシサは天然ですが(笑)。
今月はその後もあれこれと旅の予定三昧だったので結構ハードな日々をそのまま過ごしてますが、無理はしないように気をつけます!

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