蝉ブルー
最近、こうさぎに完全に乗っ取られてますね、このブログ(笑)。
いえね、ネタがないんぢゃないんですよ、書きたいことは有象無象あったりなかったりしてるんですが、暇がないんです、まぢで。
( ´Д⊂ヽ
フォトログはアップしてるじゃねーかって? だって、あっちは「本文」大してないからさくっ、とね…。 でもこっちは書きたいこと、書き出すと止まらないのを自覚してるので、まとまった時間が出来ないと書けないです。
まぁ、そんなコトはよいとして…。
最近、念願のデヂカメ新調(?)して、シロウトの範囲内で結構大真面目にちょっとずつ勉強しながら林家ペー・パー子夫妻ばりにどこにでもカメラ持って行っちゃ暇見てあれやこれや撮ってるのです。
で、夏なもんで、夏らしい被写体…の一つとしてセミも結構追っかけてるんですが、ワタシが「セミ採り」ならぬ「セミ撮り」しよーっと、と思うといつも気分がブルーになるセミに出くわすんですよ。
悲しいセミ1号は、「あ、(子供の頃集めるのが好きだった)抜け殻みっけ!」と近寄ると、成虫になる目前で蟻の犠牲になってしまったセミ。
その後、フツーのミンミンミンミンうるさくて元気なセミをズームめいっぱいで撮ると大抵手ブレで失敗。 数枚だけブレずに撮れても、後でゆっくり眺めてみると、単に木にへばりついてるセミの背中って、今ひとつ面白みに欠ける気がして、何かもっと面白いアングルとかないかな~と探してました。 そして、近くを流れる用水路の小さな橋、橋の手すりで手元を固定できる場所。 そんな写真撮るには好都合な場所で出会ったのがこの悲しいセミ2号。
絵的にも、セミそのものの姿を捉えるって言うより、イイカンジかも! と、同じところから数枚連続で撮ってみる。 「おー、キライじゃないな、この雰囲気」と自画自賛しつつ、背景に木漏れ日の光をいい具合に捉えたくて、何度も撮ってみる。
後ろの液晶モニタ越しに何となくセミが少し動いてるのも確認できて、「おー動いてる」とか訳の判らない事を思いながら撮っていると、液晶モニタを眺める目の端でふっと何かが動いた気がして、モニタではなく、実際の木の方に目を移すと、枝からすっと用水路の川の流れの中にいく落ちてセミ。
はっ、ていう瞬間の驚きと、それでも一瞬のことでなんの事やら飲み込み切れてない指が最後にシャッター押したのは、既にセミのいなくなった枝。 なんか、後引く形ではないけど、一瞬、物凄い寂しさっていうか虚しさに襲われました。 どうせシャッターチャンス逃させられるのなら、オシッコ引っ掛けられつつ飛び立って欲しいよね。
でも、このセミ2号は1号よりはいいよね。 何日だったのかは判らないけどちゃんと成虫としての人生…あいや、虫生は味わえたんだからさ。
もうセミはいっぱい撮ったし、もういいや。
ブログ名: browneyes@photo
Tracked: August 19, 2004 08:18 PM
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Tracked: August 19, 2004 08:18 PM